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かごしま歴史街道

東洋のナイアガラ・曽木の滝を訪ねる


 川内川の上流に位置する伊佐市(旧大口市)にある曽木の滝。
 滝幅210m・高さ12mの滝は、日本の滝百選にも選ばれており、豪快な水しぶきをあげて流れ落ちる様は、訪れ見る人々を圧倒させます。特に水量の多い時期などは力強い大瀑布を源に、そこから下流へと勢いよく馬蹄形に流れており、そのスケールの壮大さから『東洋のナイアガラ』と呼称されています。
 
◆曽木の滝の生い立ち
 今からおよそ30万年前、加久藤カルデラを形成した加久藤火山の大爆発により噴出した火砕流と、2万5千年前の姶良カルデラ大爆発による入戸火砕流が加久藤盆地に堆積し、やがて水をたたえ「古加久藤湖」と呼ばれる湖となります。湖の端は溶結凝灰岩の地層形成であったため、川内川が長い年月で侵食し、湖が排水され盆地となり、川内川本流が大きく落ち込み、現在の曽木の滝を形成しています。
 現在、川内川流域県立自然公園の指定地区の一つとなっており、曽木の滝周辺は自然公園として整備され、春は桜・秋は紅葉と四季折々の美景を楽しむことができます。
 
◆強兵衛のカッパ石と力石
 滝を望む展望台から、対岸に大きな石がゴロゴロと転がっています。
 これは、大口地頭新納忠元の家来・押川強兵衛が並べたとされる石で、「力石」と呼ばれています。
 押川強兵衛は、元亀2年(1571年)に生まれた島津家の家臣で、幼少の頃より水練が達者で強力であったとされ、戦の折には水中から敵に迫り引きずり込んで首を取るのが得意であったと言われています。
 かの有名な関ヶ原の合戦では敵を見事に討ち取り、石田三成から褒美に金十両を受けたとも史実が残っています。
 
◆柳原白蓮歌碑
「もののふの 昔語りを曽木の滝 
 水のしぶきに ぬれつつぞ聞く」
 明治18年に、伯爵・柳原前肛光の次女として生まれた柳原白蓮は、大正天皇のいとこにもあたる歌人です。
 歌碑の歌は、昭和32年に世界平和運動の講演で曽木の滝に訪れたときに、案内役を務めた民俗学者・寺師三千夫氏から天保の川ざらえの難工事や豊臣秀吉が新納忠元と会見し、帰着の折に曽木の滝に寄った逸話などを聞いて詠んだといわれています。



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