鹿児島西ロータリークラブ

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媽祖

天妃娘媽
唐の天子から「天妃娘媽」の諡号を与えられた神女。
官吏だった父の死後海に身を投じ航海、漁業の海神となったとされ、中国沿岸部で今も船乗りたちに崇拝されている。
南さつま野間岳の南、神渡しという浜にその遺体が流れ着いたとも舟に乗って漂着したともいわれ、遺体は生きているように瑞々しかったと伝わる。
野間神社に祀られ、近くを往来する唐舟は勿論、和船も拝礼し、船中に安置する媽祖のお札が近隣の船主の家に残されている。
廃仏毀釈にあって、野間権現宮から福建省から移住した林家に引き取られた。
また、媽祖は中国読みでボサ、菩薩と読めるところから、観音菩薩の化身とも謂われる。
鹿児島城下にあった唐寺の天妃宮〈菩薩堂〉には媽祖が祀られ、その名残が「ボサド〈菩薩堂〉通り」である。