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第19回職業選択フォーラムを開催
熱のこもった対話で、大いに盛り上がる
     ―11月21日 鶴丸高で、新型のかぜ警戒の中


2009.11.21 於:鶴丸高校

 恒例の職業選択フォーラムが、新型インフルエンザの流行が心配される中、11月21日(土)、鹿児島県立鶴丸高校で開催された。
 例年、鹿児島高校・鹿児島純心高校の生徒も参加していたが、新型インフルエンザ感染予防のため他校との接触はなるべく避けたいとして、残念ながら今年は不参加となった。
 定刻13時30分に、鶴丸高校1年生320名が全員マスク着用という、異様とも言える雰囲気でスタートした。それにも拘らず、2時間余りのパネルディスカッションはパネリスト達の、後輩達に何かを伝えたいと言う、熱のこもった対話で会場は大いに盛り上がった。

<開会式>
 総合司会を山之氏秀行インターアクト委員長が担当した。
 開会にあたりロータリークラブを代表して、パストガバナーの海江田卓会員が、 このフォーラムの歴史や意義を語った後、自分が本当に何をやるべきか判らないまま職につき挫折した例を挙げながら、「このフォーラムを生徒の皆さんの将来に役立てて欲しい」と、挨拶をした。
 続いて出張中の小倉寛恒校長に代わり、鎌田英彦教頭が主催校を代表して挨拶。当クラブへの感謝の言葉とインフルエンザにより他校が参加できず残念だとの話しがあった後、「校是である『FOR OTHERS』の精神で職業を通じて社会に貢献できるよう、広い選択肢で職を選んで欲しい」と、生徒へ訓示した。
 この後、パネリスト・コーディネーターが1人づつ盛大な拍手で迎えられる中、ステージに登壇した。

<パネルディスカッション>
 コーディネーターに当クラブ会員の七枝敏洋さん、パネリストには公務員を代表し鹿児島県庁人事課の河内伸仁さん、金融経済界を代表し鹿児島銀行の廣田進也さん、技術エンジニア系を代表しソニーセミコンダクタ九州の楠田絢一郎さん、法律法曹界を代表し司法書士事務所を開設されている北川史郎さんを、それぞれお願いした。
 パネリストの選定については、事前に小倉校長と顧問教師の水迫先生と相談し、文系・理系を分けずに第1戦で活躍している若い人をお願いしたいという事で、上記の精鋭達にお願いすることにした。
 まず、七枝コーディネーターから新規学卒者の離職率の説明があった後、各パネリストから学生時代の想い出などを交えた自己紹介があった。
 仕事のやりがいやストレスがあるかどうか、ストレスがあればその発散方法について、パネリストから意見を出してもらった。「ストレスも多々あるが、割り切ってやり、くよくよしない」「ストレスを仕事に結び付けている」など、様々な意見が出た。  「社会システムは公平か」「今の仕事をしていなければ、どういう仕事をしていたと思うか」「自分のキャリア形成に意味があった事は?」といった質問に対しては、「果たして公平がいいのか。競争が無いとイノベーションは出てこない」「能力主義には弊害もある。弱者の視点から見て行きたい」「情報を鵜呑みにせず、確認をする。裏を取ることが大事だ」「挫折したり恥をかくことが逆に武器になった」「友人や先生から良い影響を受けた」など、白熱したディスカッションが交わされた。
 質問タイムでは、男女1名づつから質問が出された。男子生徒からの「生徒会の会計局で部活動の予算をカットする場合が有る。どういう気持ちで断れば良いのか」という質問に対し、「何故できないのか、理由をきちんと説明し、どうすれば解決できるか一緒に考え、プロセスを共有したらどうか」とのアドバイスがあった。
 女子生徒からは「今までの経験の中で、人として生きていくうえで一番重要なことは何か」と聞かれ、この難しい質問に対し、「命を大切にすること」「「嘘をつかないこと」「目の前の目標は口に出して、自分を追い込む。10年後の目標を定め、それに対しては方向性を見失わないようにする」など、様々なアドバイスが出された。最後に各パネリストが生徒達にエールを送り、ディスカッションは終了した。

<閉会式>
 鶴丸高校1年で生徒会副会長の姫木祐太郎君が生徒を代表して、「人生を左右する文理選択の時期にある。友人や先生を大切にする、大きな壁にぶつかった時、前向きに考え探究心を持つ、などのアドバイスに共感を持った。将来に生かしたい」と、力強く御礼の言葉を述べた。
 最後に、直前会長の川平建次郎会員が鹿児島西ロータリークラブの現状とインターアクトクラブの趣旨、今回のフォーラムの意義などについて語り、チャップリンの映画「ライムライト」に出てくる「人生を恐れてはならない。人生に必要なのは、夢と希望とサムマネー」という言葉で講評を締めくくり、フォーラムは定刻どおり無事終了した。

<今回の反省>
 パネリストから「生徒の質問に全部お答えできなかった。もう少し時間が欲しかった」との声が上がった。開催時間は2時間で良いのか、時間の配分なども再考すべきかもしれない。パネリストに女性を入れるべく努力したが、結果的に叶わなかった。委員長の責任を痛感しています。
コーディネーターの七枝会員、ご挨拶いただいた海江田会員、講評をいただいた川平会員、パネリストをご推挙いただいた今和泉会員、ご参加いただいた天本会員、上村会員、小山会員、大山会員、末吉会員、竹内IAC副委員長に感謝いたします。不慣れな委員長で開催までに多くの方にご無理やご心配をおかけしました。協力頂いた全ての関係各位に感謝し開催報告とします。

(記:インターアクト委員会委員長 山之氏秀行・副委員長、竹内攻)

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